今回は古代ギリシアの美術ということで、彫刻家と建築様式を取り扱うよ!数も多くないのでパパっと進めていこう!
※サクッとポイントを押さえたい人は↓をタップ
★この範囲のあらまし
この範囲は、古代ギリシア文化の【美術】がテーマとなる。
古代ギリシアの美術はギリシアの神々をテーマとし、人間の身体を通じその美を表現することに特徴を持つ。
ギリシアの美術は大きく3つの段階を踏んでおり、メソポタミアやエジプトの影響が色濃いアルカイック期・ギリシア独特の自然主義的な表現が花開く古典期・より大きな躍動や感情の表現が見られるヘレニズム期に分けられる。入試においては古典期からヘレニズム期の作品が問われる多く、精緻な身体描写や感情表現に特徴がある。
建築においては重厚感が重視され、柱の太さと柱頭部の装飾によって、三つの様式に分類される。
哲学や文学と比べると覚えることが少ないのでサクっと終わらせられるよ!やっていこう!
★この範囲で覚えること
<古代ギリシア美術>
古代ギリシア美術について覚えるべき事柄は、①古代ギリシアの彫刻②古代ギリシアの建築様式の2つである。
古代ギリシア美術について、覚えておくべき事柄を以下の表にまとめた。
スクショポイント:古代ギリシアの美術
制作者 | 作品名 | 備考 |
フェイディアス | アテナ女神像 | パルテノン神殿の総監督を務める |
プラクシテレス | ヘルメス神像 | ― |
※太字は覚えておくだけでよい
数は多くないからサクッと覚えていこう!
フェイディアスはパルテノン神殿建設の監督になっていたことも覚えておいてね!
スクショポイント:古代ギリシアの建築様式
建築様式 | 特徴 |
ドーリア式 | 柱に飾りのない、太く短めの柱が用いられ「荘重」な印象を与える パルテノン神殿に用いられる |
イオニア式 | 柱の上部に渦巻きの装飾を持ち細めの柱が用いられ「優雅」な印象を与える |
コリント式 | 柱の上部に複雑な装飾を持ち細めの柱が用いられ「華麗」で「繊細」な印象を与える |
※太字は覚えておくだけでよい
「荘重」「優雅」「華麗」or「繊細」というキーワードと建築様式を紐づけて覚えよう!
Tipsとして写真を引用したから、イメージをつかんでてみてね!
Tips
Tips
Tips
以上が、<古代ギリシアの美術>について覚えるべき事柄である。
★私大(March・関関同立・早慶上智ICU)対策のための用語
この範囲では難関私大でのみ必要となる用語はない。
★学習確認Stepテスト
以下に、この範囲で暗記すべき事柄に関するミニテストを用意した。すべて暗唱できるようになるまで反復すれば、この範囲でもう学習することはない。
Step1:古代ギリシア美術
アテナ女神像とヘルメス神像を制作した彫刻家をそれぞれ答えよ。
Step2:古代ギリシアの建築様式
ギリシアの建築様式において「荘重」「優雅」「華麗or繊細」な印象を与える様式をそれぞれ答えよ。
★はっつんの編集後記
日本史でも世界史でも、受験のために仕方なく学習している人たちにとってはあまりに単調で辛いのが文化史。美術はまだ写真のイメージで印象をつけやすいので資料集を積極的に使ってほしい。
興味がある人を除いて、気合が要るセクションだね!ともかく日々の反復を重ねよう!
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