1-3アッカド王国崩壊後のメソポタミア-古代オリエントの諸文明③

世界史
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この記事はテストや入試のために

アッカド王国崩壊後のメソポタミアの概要を知りたい人
アッカド王国崩壊後のメソポタミアについて整理したい人
アッカド王国崩壊後のメソポタミアについての知識を確認したい人

の役に立ちます。

はっつん
はっつん

ここでは1-2シュメール人都市国家の興亡で確認した、アッカド王国が滅んだあとのメソポタミア地域について扱うよ!民族が入り乱れてあやふやになりやすい部分でもあるから、じっくり確認していこう。

※サクッとポイントを押さえたい人は↓をタップ

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★この範囲のあらまし

この範囲は、アッカド王国崩壊後のメソポタミアにおける各民族の動向がテーマである。
アッカド王国崩壊後のメソポタミアでは、まずバビロン第一王朝(古バビロニア王国)、カッシート王国、ミタンニ王国、ヒッタイト王国の4つの王国について整理する必要がある。

この範囲を理解するうえで必要なこと
  • バビロン第一王朝(古バビロニア王国)について整理すること
  • カッシート王国、ミタンニ王国、ヒッタイト王国の3つの国について整理すること
はっつん
はっつん

アッカド王国⇒バビロン第一王朝(古バビロニア王国)⇒カッシート王国、ミタンニ王国、ヒッタイト王国と続いていく変遷を捉えよう!

★この範囲ので覚えること

<アッカド王国崩壊後のメソポタミア>

アッカド王国崩壊後のメソポタミアについて覚えるべき事柄は、アッカド王国崩壊後に出現したバビロン第一王朝(古バビロニア王国)、カッシート王国、ミタンニ王国、ヒッタイト王国の概要カッシート王国、ミタンニ王国、ヒッタイト王国の地理関係についてでである。


アッカド王国崩壊後のメソポタミアについて、覚えておくべき事柄を以下の表と地図にまとめた。

スクショポイント:バビロン第一王朝と3王国の概要

国名民族名事績文化技術
バビロン第一王朝(古バビロニア王国)アムル人ハンムラビ法典同害復讐法
ヒッタイト王国ヒッタイト人バビロン第一王朝への侵入世界初の鉄器の実用化
カッシート王国メソポタミア南部に建国(バビロン第三王朝)
ミタンニ王国メソポタミア北部に建国
※赤は書けるレベルで暗記必須
※太字は覚えておくだけでよい
  • ヒッタイトによりバビロン第一王朝が滅ぼされ、その領土にミタンニ王国とカッシート王国が建国した。
  • ハンムラビ法典は「目には目を歯には歯を」の同害復讐法の言葉で有名だが、身分により量刑には差があったことが問われやすい。
  • ハンムラビ法典は世界最古の法典ではない。(世界最古の法典はシュメール(ウルナンム)法典である。)
はっつん
はっつん

ヒッタイトがバビロン第一王朝を滅ぼしたこと、その領域にミタンニ王国とカッシート王国が建国したと押さえれば流れとしてはOK!

スクショポイント:カッシート王国、ミタンニ王国、ヒッタイト王国の地理関係

番号国名
ヒッタイト王国
ミタンニ王国
カッシート王国
※上記地図の番号と名称が書けるレベルで合致すればよい。
はっつん
はっつん

ヒッタイトの侵入でバビロン第一王朝(古バビロニア王国)が滅び、そこの跡地にミタンニ王国とカッシート王国が建国されているよ。
そしてヒッタイトは最新兵器の鉄器を使った武器で各地に侵入してエジプトとも戦っているよ。

★私大(March・関関同立・早慶上智ICU)対策のための用語

以下に、難関私大でのみ必要となる用語を掲載しておく。国公立受験者には不要なものなのでスキップしてよい。
・カディシュの戦い…前1286年にエジプト中王国のラメス(ラメセス)二世とヒッタイトとの間で起こった戦争。世界最古の国家間講和条約が結ばれたとされる。

★学習確認Stepテスト

以下に、この範囲で暗記すべき事柄に関するミニテストを用意した。すべて暗唱できるようになるまで反復すれば、この範囲でもう学習することはない。

Stepテスト1:アッカド王国崩壊後のメソポタミア

アッカド王国崩壊後のメソポタミア>に建国した4つの国を答えよ。

Step2:バビロン第一王朝と3王国の概要

アッカド王国崩壊後のメソポタミア>に建国した4つの国における、民族、事績、文化・技術をそれぞれ答えよ。

Step3:カッシート王国、ミタンニ王国、ヒッタイト王国の地理関係

<アッカド王国崩壊後のメソポタミア>のうち、以下の地図の①~③の領域を支配した国家名を答えよ。

★はっつんの編集後記

ややこしいんだよねこの辺。
シュメール人を征服したアッカド王国から、バビロン第一王朝(古バビロニア王国)、そしてミタンニ王国、カッシート王国と王朝が乱れて現れる初めての範囲だったと思う。この後、新バビロニアやリディア、メディアといった国名やフェニキア人、アラム人といった民族名も入り乱れはじめ、世界史にとっかかりづらいと感じて気持ちが折れた人もいるのではなかろうか。
今後のために覚えてほしいのが、世界史は地図勝負であるという点。どんなにややこしくても地図がイメージできれば何とでもなるので、必ず覚えていこう。

はっつん
はっつん

教科書だけでは地理がどうしても不足するので、資料集や問題集にも積極的に取り組もう!

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